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夢十夜(07) 島の小さな球場(1)

夢十夜(07) - 島の小さな球場(1) -
 2004年10月20日 TOKAGEは、案外おとなしくそれほど、雨には濡れなかったのですが、会社から帰って、すぐに寝てしまった。夜半過ぎにこんな夢を見て驚いて起きました。



 なぜか、僕は、海外の大学に留学していた。後で気付くのだが、ものすごく田舎で、これも後で気付くのだが、アメリカ領か本土かは知らないけど、どこかはわからない小さい島だった。英語しか通じないし、当初、日本人が一人も見あたらなかったから。

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 途中で編入されたのか、小さいスタンド付きの古くて球場の裏にある、草野球の球場みたいなところにいる。どうやら男女混合で4チーム作って野球をやるようだ。先生や指導者はいない。
 スタンド付きの球場は、バックスクリーンを裏側見ても、3階建ての建物ほどの高さで、ライト側に階段がついている。その裏手、広いグランドの中に、もう一つ球場がある。外野には芝生が生えているようで、遠くフェンスがある方まで緑だ。
赤いユニフォームのチームが2チーム、白っぽいのが2チーム。遠くの方にいるのはわからないが、ほぼ全員が白人で、なぜか、女の子のユニフォームはショートパンツだ。暑い日だからかなぁと思っていると、急に暑く感じられた。僕は手ぶらで、ジーンズにTシャツだったと思う。スタンドのある球場で一試合、草の生えた球場で1試合を行うようだ。どのチームに入るのかわからないし、誰に話しかけたらいいのかわからないので、黙って試合が始るのを見ていた。

 僕は、芝生の生えたグラウンドの方の球場で試合を立ち見している。ホームベースの左後ろに立って見ている、どの回か知らないけど、2アウトで「オマエが打て」と赤いユニフォームのヤツに急に言われた(おそらく英語で)。多分代打。代打か、と思ったが、柔軟を1分ほどして打席に立った。打席に立つと一塁線上の近く、ファウルグランドの中に、たくさん人が立っている。危ないとは不思議と思わなかった。

 打席に立つと、マウンドは遠く、ピッチャーも小さく見えた。1球目から3球目まで全て真ん中から外より、全てストライクゾーンへ入ってきたが全部右方向へファウルした。ボールは見えていた。4球目は低くてボールっぽかったので、バットを止めたが、誰も座っていない一塁側ベンチ方向への力ないファウルになり、ちょっと恥ずかしかったので、自分でボールを取りに行った。

 グラウンドの右手には5メートルほどのフェンスが張ってあり、フェンスにそって視線を移すと、ライトのポールの向う側は海に向かって傾斜しているらしく、古い街並みの上の部分が見え、その先には半島と半島に挟まれた海が見える。まあまあきれいな海なんだろうがビーチは見えない。
 フェンス際は、芝が伸びたような15センチくらいの雑草が生えていた。ボールをよく見ると、縫い目が破れているのに気付いた。フェンスもところどころ破れかけている。球場も街もそうだが、全体に古ぼけていて、田舎っぽいく、おそらく有名な観光地でもないのだろう。

 キャッチャーにボールを渡して打席に再び立った。このピッチャーはストレートしか投げない確信のようなものがあり、レフト前に打とうと思って5球目を打ちにいくと、今までで一番速い球が真ん中の低めに来て三振した、3アウト。
 チェンジなので、守備につこうとしたが、チームの誰も知らないので、適当にホームベースから外野方面に、走って行くとどうやらライトが空いてるようだ。途中でショートのヤツに、ライトでいいのか?と聞くと、笑いながら「そうだ、ライトだ」みたいな事を言われて、なんだよダジャレかよとか思いながら、ライトのポジションまで走っていった。
 試合を見ていた中には、レギュラーじゃない学生も何人かいたようで、外野でキャッチボールが始った。白人の女の子が僕のいる方にレフトの方から走って来て、まだそうとう遠くから、ボールじゃなくてコーラの缶を投げてきたので、びっくりして、なんで?って聞いたら、暑いから、と返答した。キャッチボールの間に、試合が再開してたようで、気付くとライトフライが目の前まで転がってきたので、返球した。

 試合が再開したはずなのに、外野には、まだキャッチボールをしている白人の学生達が何人もいる。ライトから見ると、バッターボックスまでは異様に遠く、距離感がおかしい。僕は、その辺にいたヤツに、抜けるねと言って、グローブを渡すと、スタンドのある球場の方へ向かって走っていった。


夢十夜(07) 島の小さな球場(2) へ続く
by ikkyuu_as_cousaku | 2004-10-22 00:00 | 夢十夜